債権譲渡登記とは
ファクタリングによる資金調達を検討される中で、「債権譲渡登記」という言葉を耳にすることがあると思います。
聞き慣れない言葉なので、債権譲渡登記とは何なのかよくわからない方がほとんどではないでしょうか?
債権譲渡登記制度とは、法人が行う金銭債権の譲渡などについて、債務者以外の第三者に対する対抗要件を備えることができる制度です。
金銭債権を譲渡した第三者に対抗するためには、原則として確定日付のある証書によって債務者に通知を行う、もしくは債務者の承諾を得なければなりません。
債務者(売掛先の会社等)が複数ある場合は、各債務者の承諾を得るため通知を行おうとすると、手続き・費用の負担が重くなります。
債務者に承諾を得る手続きは、債権譲渡登記制度を利用すれば簡略化できます。
債権譲渡登記制度を利用すれば債務者(売掛先の会社等)を関与させることなく、第三者対抗要件を具備することができる利点があります。